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読書バリアフリーの世界
¥2,200
大活字本と電子書籍の普及と活用 野口 武悟 著 A5判 152ページ 価格2,000円+税 ISBN978-4-86251-509-4 大活字本、電子書籍、点字図書、音声図書、布の絵本、LLブック、手話付きの絵本……。 本を読みたくても、読むことができない状態、つまり、「本の飢餓」の問題を解消し、読書バリアフリーの世界を実現するためには、こうした「バリアフリー資料」の存在が欠かせません。 本書では、読書バリアフリーの環境を整えるために取り組まれていること、そして、これから必要なことを紹介していきます。 誰もが本を読むのに困らない社会を実現するために、私たちができることは何か、一緒に考えていきましょう。 目次 序章 「大活字本」の世界へようこそ 序.1 「本の飢餓」という問題 序.2 少なくない「プリントディスアビリティ」のある人(=視覚障害者等) 序.3 読書をあきらめなくていい環境づくりの必要性 序.4 本書の構成と概要 第1章 「読書バリアフリー法」とは何か 1.1 「読書バリアフリー法」制定の経緯 (1)「マラケシュ」条約締結と「著作権法」改正 (2)「障害者差別解消法」の制定・施行 1.2 「読書バリアフリー法」の内容 1.3 「読書バリアフリー法」制定後の展望 第2章 さまざまな「バリアフリー資料」 2.1 多様な読書ニーズとスタイル 2.2 「バリアフリー資料」の種類と特徴 (1)点字図書(点訳絵本、点字付きさわる絵本を含む) (2)音声図書(オーディオブック、録音図書) (3)布の絵本 (4)LLブック (5)手話付き絵本 2.3 大活字本 2.4 ICTの持つ利便性 2.5 「バリアフリー資料」の現状 2.6 「著作権法」の規定と「バリアフリー資料」 第3章 「大活字本」のあゆみ 3.1 はじまりは「拡大写本」づくりから (1)「拡大写本」前史 (2)「拡大写本」の登場 (3)法律の壁を変える 3.2 「大活字本」出版の展開 第4章 「大活字本」出版の現状と展望 4.1 「大活字本」出版の現状 (1)三和書籍 (2)埼玉福祉会 (3)大活字 (4)大活字文化普及協会 (5)読書工房 (6)三省堂 (7)河出書房新社 (8)響林社 (9)樹立社 (10)舵社 (11)ゴマブックス (12)新星出版社 (13)成美堂出版 (14)かまくら春秋社 4.2 「大活字本」出版のこれから 第5章 「大活字本」を読む 5.1 図書館などにおける「大活字本」提供の実際 (1)公共図書館 (2)学校図書館 (3)福祉施設 5.2 書店などにおける「大活字本」販売の実際 5.3 読者による「大活字本」利用の実際 第6章 アクセシブルな電子書籍への期待 6.1 電子書籍の出版・流通はいま 6.2 アクセシブルな電子書籍とそうでない電子書籍 (1)電子書籍コンテンツのフォーマットによる違い (2)電子書籍コンテンツのフォーマット以外の要素 6.3 アクセシブルな電子書籍の普及に向けて (1)出版社 (2)電子書店(ストア) (3)電子図書館(電子書籍サービス) (4)大切なのは生かすこと 終章 読書から「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて 終.1 「誰一人取り残さない」は読書にも 終.2 「大活字本」が牽引する「読書バリアフリー」 終.3 読者=私たちにできること 終.4 役立つブックリスト 著者プロフィール 野口 武悟(ノグチ タケノリ) 専修大学文学部教授、放送大学客員教授。 筑波大学大学院博士課程修了、博士(図書館情報学)。 図書館情報学を専門とし、読書バリアフリー、障害者サービス、子どもの読書活動、電子図書館などを研究している。 現在、千代田区図書館評議会会長、小田原市図書館協議会委員長、(公社)全国学校図書館協議会編集委員会委員長のほか、NPOブックスタート理事、日本特別ニーズ教育学会理事、(一社)日本子どもの本研究会監事、(公社)日本図書館協会障害者サービス委員会委員、(一社)日本出版インフラセンターABSC管理委員会委員なども務める。 主な著書に、『学校経営と学校図書館(改訂二版)』(共編著、放送大学教育振興会、2023年)、『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2022:これまでの10年とこれからの10年』(共編著、樹村房、2022年)、『学びの環境をデザインする学校図書館マネジメント』(共編著、悠光堂、2022年)、『改訂 図書館のアクセシビリティ:「合理的配慮」の提供へ向けて』(共編著、樹村房、2021年)、『変化する社会とともに歩む学校図書館』(単著、勉誠出版、2021年)などがある。
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世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか?
¥2,200
日本はなくなる? 人類は滅亡する? 救いはある? 内海 聡、杉本 錬堂 著 四六判 224ページ 価格2,000円+税 ISBN978-4-86251-507-0 国際競争力が低下していると警鐘を鳴らされている日本。近い将来、日本はなくなるのか? 地震や津波、火山の爆発などの天変地異も恐れられている。近い将来、世界は滅ぶのか? それらを防ぐことはできるのか? 私たちはどうしたらいいのか? ベストセラー医師として知られる内海聡と、セルフケアのカリスマであり、世界長老会議のメンバーでもある杉本錬堂が、これからの日本・世界が迎える危機について語り合います。 世界長老会議応援企画。 目次 プロローグ 預言の始まり 長老との出会い 世界長老会議とは何か? 来日したマヤの長老から… 第1部 日本が滅ぶ前に私たちは何ができるのか? 2025年に何が起こるのか? 土地が外国人に買われ続ける日本 種も水道も外国に支配される? 日本は農薬の使用量が世界一 獲った魚はみんな海外へ 好き勝手に木を伐ってもOK ゲノム編集食品で食糧危機を回避⁉️ 特区法で日本が日本でなくなる日も近い TPPで不平等条約を押しつけられる 自民党の改憲法案がマジでヤバい 緊急事態にすれば国はなんでもできる 政治家や官僚は当てにならない 遺伝子組み換え表示ができなくなる 『スター・ウォーズ』と同じような世界になる Twitterはイーロン・マスクになって変わった SNSを検閲しているのは誰? コロナワクチン問題はテレビでやらない 子どもたちにとっての2025年 ◉二人の出会いは? 統一教会とマスメディアの問題 安倍晋三と伊藤博文暗殺事件の類似点 台湾有事は避けられない? やっぱり、戦わない未来はないのか? ただ「日本はすごい」というだけでは… 第2部 世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか? 地球は何度も滅亡している? マヤの預言と仏教の不思議な符合 ◉先住民の予言を内海流に解釈すると… 現代人の体つきが変わってきている 高さ2キロの波がやってくる⁉ 高さ2キロの波は本当に来るのか? ◉月の正体とは?… けっきょく、私たちは何ができるのか? なんで、先住民は知っていたのか? 2025年7月に何かが起こるのか? ◉天城流湯治法について 先住民とスピリチュアル グレートジャーニーはなかった⁉ 縄文時代が話題にならないわけ ◉スピリチュアルと新興宗教について内海流に解釈すると… ハワイの先住民との会話 世界長老会議を行う意義とは 自給自足生活について 思想を忘れた日本の現状 先住民の医療について コオロギ食と無思想性の関係 エピローグ もし、世界が明日、滅ぶとしても 著者プロフィール 内海 聡(ウツミ サトル) 内海 聡:医師。2013年、断薬を主軸としたTokyo DD Clinicを東京都台東区に設立。NPO法人薬害研究センター理事長。市民がつくる政治の会代表。日本再生法人会代表理事。Facebookフォロワーは17万人以上、Twitterは15万人以上。執筆活動も精力的に行っており、精神医学の本質を暴いた『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫)や、『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル)などがベストセラーに。また、先住民に関する造詣も深い。医学の正体や、社会構造、健康になるための食事法、量子医学にいたるまで著作は多数。近著に『2025年日本はなくなる』(廣済堂出版)がある。 杉本 錬堂(スギモト レンドウ) 杉本錬堂:天城流湯治法創始者。一般社団法人天城流湯治法協会代表。世界部族長老会議(シャーマン会議)日本代表。2007年にペルーで開催された世界長老会議に招聘される。世界中の部族の預言を実際に長老から聞き、その共通項に感銘を受ける。2008年、マヤ暦の最高神官、ドン・アルハンドラとともに日本全国ツアーに参加。アメリカ、アリゾナ、スイス、南米コロンビアでの長老会議に招聘される。世界中や日本の聖地に赴き、そのシャーマニズム的な直感力を使い、人の身体の痛みを見抜き、自分自身の手で治す方法を伝える。近著に『顔の左右が違うのはなぜ? 1分で改善できる技公開』(三和書籍)がある。
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〝正しい〟宗教の辞め方・断り方
¥1,760
早川 和宏 著 46判 240ページ 並製 価格 1,600円+税 ISBN978-4-86251-487-5 安倍元首相の暗殺をきっかけに、旧統一協会の問題が世間を騒がせている。多額の献金による経済的な破綻や、家族が離散するといった悲劇的な実態が報道されている。加えて、統一協会と自民党との癒着が明らかになってきた。 本書は、創価学会、阿含宗、天理教、旧統一協会などの「新興宗教」の信者や、その家族への取材や手紙を通じて、具体的に「新興宗教」の問題を指摘している。 行き過ぎた金集め、強引な勧誘は、創始者の理想を忘れた教団運営がもたらしたものである。 さらに、信者の票を当てにする、政治家や政党の問題点も指摘している。 「宗教の辞め方・断り方」を表題に掲げているが、新興宗教に限らず、既成宗教も含め、ブラックビジネス化した「宗教」の実態をわかりやすく伝える本である。 また、「辞めたあとに、何を頼りにすれば良いのかわからない」という人間の心の弱さの問題もフォローしている。 宗教上の悩みを持たない方にとっても、実態を知ることで、今後トラブルに巻き込まれずに済む方法を得られるだろう。 目次 はじめに 1章 新興宗教に熱中する家族を辞めさせたい 辞めると何をいわれるかわからない 教団から裏切り者といわれたくないのですが…… 辞めるのはいいが、辞めた後に頼るものがない 馬鹿らしさを感じても、続けていればいいことがあるのでしょうか 他人を犠牲にする教団が人を救えるのでしょうか 家族の入信で、家の中がメチャクチャになった 新興宗教に熱中する家族を辞めさせたいのですが…… 一刻も早く家族を宗教からとりもどしたい…… 2章 罰が恐い、崇りが恐い…… 水子の霊、先祖の霊などの崇りはあるのでしょうか? 健康を損ね、仕事が順調でないのは「先祖の崇り」といわれたのですが お金を出せば本当に霊障は取り除けるのでしょうか? 宗教を辞めると「必ず崇りがある」といわれ不安です 教団を離れたら、体調が悪くなって困っているのですが…… それでも、罰や崇りがないという証拠はあるのでしょうか? 新興宗教を考えなおすための書物を知りたいのですが…… 3章 私は「これで」新興宗教を辞めました 指導者のスキャンダルは、周りの幹部が悪いせいでしょうか? 教義の根本のまちがいを知ってしまった 教義を勉強した結果、裏切られていたとわかった 大名ぐらしをする教団幹部の姿勢、生活の在り方に失望した 教祖の教えを逸脱している〝たかり体質〟に我慢できない 疑問点を自分で確かめて、教団の過ちを知ってしまった 教団指導者の前歴を知って、信仰に自信をなくしました 4章 教団が恐くて、辞めるに辞められない 教団を辞めたときの仕打ちや暴力が恐くて辞められません 辞めることで会社の上司や取り引き先との関係を壊したくない 辞めることで友人関係を壊したくないのですが…… 教団内での上下のしがらみが切れない 教団指導者から直々の手紙がきて、辞める気持ちが揺らいでいる 信者仲間がしつこくつきまとってくるのですが…… 絶対に相手を寄せつけない決め手はありますか? 5章 「辞めて良かった!」 呪術信仰、宗教奴隷から自由になった 自分を偽ることの苦しさから逃れられた 辞めた後、後悔するのが恐いのですが…… まちがった宗教では、霊験はえられないのではないでしょうか 本当の神様を信じていれば、脅かしも恐くはありません いくつもの新興宗教を渡り歩いた末、心の平安をえてわかること 辞めてはじめて信者だったころの自分の勝手さに気がついた 6章 しつこい勧誘の断り方 なぜ、新興宗教の勧誘はしつこいのですか? 友だちからの勧誘を断ると友人関係が壊れるでしょうか 会社の上司、取り引き先から誘われて困っているのですが…… 信者が家に押しかけてくるのですが、うまい撃退法はありますか 相手の指摘にうなずける部分があって迷っているのですが…… 街角で新興宗教に誘われ、身体がおかしくなった…… どうすれば二度と新興宗教に誘われることはなくなりますか 7章 入信はしたものの、悩みは少しもなくならない 勧誘のときの話と全然ちがうので、信仰に身が入らないのですが 信仰を続けていても何もいいことがない とにかく金ばかりかかる教団には愛想が尽きた まわりを見ると暗い顔が多いし、すぐ辞めていく 教祖のスキャンダルは、信仰とは無関係なのですか? 信仰に疑問を感じて、自信が持てなくなってしまったのですが…… 内部告発や批判が本当なら教団はとっくに潰れているはずでは? 辞めたくても踏ん切りがつかないで、迷っているのですが…… 8章 教団が信じられなくなってきた 「教団の批判記事は読むな」といわれるのですが…… 特定の個人が〝本仏〟になっているのはおかしくないのでしょうか? 教団の指導者が信じられなくなった。どうすればいいのでしょうか 新しい信者を勧誘すれば、本当に救われるのでしょうか? 教会長の自殺が続いて、本部の態度にも疑問を感じるのだが…… 天理教を信仰すると貧乏になると信じられていて布教にならない 教典が変わったり本尊が変わったり、教団の変化についていけない 阿含宗がインチキならなぜスリランカから真正仏舎利をもらえたのか 教団の指導者に宗教者としての〝徳〟が感じられないのですが…… 9章 政治に利用されるのは、もうゴメン! 教団ぐるみ選挙は、やはり異常な姿ではないのでしょうか 教団のためなら不正選挙をしてもいいのでしょうか? 教団の命令で応援した相手が、応援に値しない人物であったら…… 強烈な内部告発について、なぜまともな反論ができないのですか? 世間との交渉を持つ中で教団に対する疑問が大きくなってしまった 教団にとっての政治家の役割とは何なのでしょうか? なぜ、政治家は宗教団体に近づいてくるのでしょうか? 10章 教団を辞めるための実際の手続き(実例つき) 創価学会を辞めるには、どうしたらいいのでしょうか 辞める手続きをした後、引き止められないか不安なのですが…… 天理教を辞めるには、どうしたらいいのでしょうか ご本尊・ご神体を返したいのですが、どうしたらいいでしょうか? 阿含宗を辞めるには、どうしたらいいのでしょうか 悩む人のために仏教情報センターというのがあると聞いたのですが 教団を辞めていった人たちのグループはありますか? 11章 宗教的手口の見つけ方・断り方 どんな人がだまされやすいのでしょうか 世間を騒がせる霊感商法に引っかからない注意点を教えて下さい 老人を狙う悪徳商法を見破る方法はありますか? 自分はだまされないと自信を持っている人ほど実は危ない? 子供が超能力商法に夢中なのですが…… 電話セールスの相手がすぐに電話を切るような断り方を教えて 宗教を謳い文句にした能力開発センターは信用できますか? 12章 幸せになるための近道は? どうやったら、自分の運命を変えることができるのでしょうか 本当に信じられる教団を教えてほしいのですが…… 神や仏は、本当にわれわれの振る舞いを見ているのでしょうか どうしても、お金に対する執着が強いのですが どうしても隣りの〝庭〟は良く見えてしまうのですが 本当の宗教の力ならガンも治るのでしょうか 幸せになるにはどうしたらいいのでしょうか? 幸せになるための近道はあるのでしょうか? 人生の指針となるものがほしいのですが…… 終章 旧・統一教会問題のベースにあるものについて 「なぜ、似たような宗教問題が繰り返されるのか?」 統一教会の教勢拡大の意外な立役者 新宗教にだまされる宗教学者 日本には宗教を含めた真の教育がない あとがき 統一教会関連団体リスト 著者プロフィール 早川 和宏 (ハヤカワ カズヒロ) 1948年生まれ。 立教大学経済学部にてマルクスの哲学および弁証法・マックスウェーバーの社会学を学ぶ。卒業後、社会派ジャーナリストとして活躍。心の変革、社会の変革を目標に掲げ、幅広いテーマに取り組んでいる。ひとりシンクタンク「2010」代表。 主な著書として『魔法の経営』『日本発!世界No.1ベンチャー』(三和書籍)、『会社の品格は渋沢栄一から学んだ』(出版文化社)『νG7量子水』(ヒカルランド)など。訳書に、ミナ・ドビック著『ミラクル』(洋泉社)などがある。
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なぜ殺してはいけないのか?
¥3,300
人間の、人間による、人間のための道徳 三森定史 著 四六判 302ページ 並製 価格3,000円+税 ISBN978-4-86251-469-1 なぜ、人を殺してはいけないのか? なぜ悪いことをしてはならないのか? なぜ善いことをすべきなのか? そもそも善とはなんであり、悪とはなんであるか? その答えは、真の利己主義という理念ならびに偽の利己主義という概念によって、合理的かつ単純明快に説明し尽くされる。真の利己主義という理念ならびに偽の利己主義という概念を主軸として、様々な具体的道徳論ないし倫理思想を展開する。 目次 序章 1章──道徳の哲学 2章──道徳の科学 3章──道徳の限界 あとがき 著者プロフィール 三森 定史(みつもり さだふみ) 1965年7月6日、京都市出生。東京都八王子市出身。東北大学文学部美学・西洋美術史研究室卒。アカデミズムに所属しない在野の哲学者。頭ではなく、身体で考える哲学としての武術研究家でもある。小林流空手道頓珍館館長。著書:『哲学・思想がわかる』(共著/日本文芸社) 、『哲学サミット』(共著/角川春樹事務所) 、『私の哲学試論』(電子書籍/島燈社)
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意味の論理
¥5,500
意味の論理学の構築について ジャン・ピアジェ ローランド・ガルシア 著 芳賀純・能田伸彦 監訳 原田耕平・岡野雅雄・江森英世 訳 A5判 244ページ 並製 価格5,000円+税 ISBN978-4-86251-465-3 人が自分のまわりの事物と自らの行為に付与する意味という観点から、人間の行為を理解することはできないだろうか。(仏語版原著から) 発達心理学の事実と理論、そして最近の意味に関する論理学の理論に基づいてアプローチした本書は、論理学、認識論、心理学、そして意味について考究するどんな研究者にも興味あるものとなっているだろう。 目次 第1章 道具を使う行為における意味と含意 第2章 樹形構造の中での移動 第3章 タイルの敷き詰め 第4章 算数の含意と意味 第5章 事物内の関係 第6章 事物間の否定と非両立 第7章 編み込み 第8章 集まりの意味 第9章 組合せとシンメトリー 第10章 論理学と発生的認識論 第11章 外延的論理学と内包的論理学 著者プロフィール ジャン・ピアジェ ジャン・ピアジェは、スイスの心理学者( 1896年8月9日 – 1980年9月16日)。20世紀において最も影響力の大きかった心理学者の一人。